【高校受験】「内申点が足りないから受からない」はウソ

「都立〇〇高校に行きたい!でも内申点が足りないから、あきらめるしかないか…」というのは、僕が進路面談を担当するときに、生徒や保護者の方からよくいただくご相談です。

 

都立高校の一般入試では9教科の内申点300点分と、5教科のテスト点700点分を合わせた、1000点満点で評価されます。

 

市販されている受験情報誌には、内申点や偏差値、入試本番の点数など、合格の目安となる数値が書かれているため、生徒や保護者の方がそうしたデータを鵜呑みにしてしまうケースが多くあります。

 

仮に、内申点が一般的な合格の目安よりも5低かったら、本当に志望する都立高校には合格できないのでしょうか?

 

具体的な例で考えてみたいと思います。

 

近年、多摩地区で人気を集めている都立高校に武蔵野北高校という学校があります。この学校の合計の目安は1000点満点中810点で、内申点の目安は53(換算内申)とされています。あなたの換算内申が53あるとして、内申点は300点に換算されますので、入試においては245点分に相当します。…ということは810点から245点を引いた残りの565点をテスト点でとれば合格ラインに届くことができるという計算になります。これを本番のテストの点数に置き換えると、各教科100満点のテストで平均80点以上とればいいわけです。

 

では、この学校を、内申点が基準よりも5低い生徒が受験したらどうなるか。内申点が48(換算内申)だとして、これを300点満点に換算すると221点。点数全体での目安は同じものとして考えるとテスト点で589点とらなければなりません。

内申が基準よりも低い分、テスト当日はがんばらなければならないのは、仕方ないですよね…

これはテストの点数に置き換えると、各教科100点満点のテストで先ほどよりも5点高く、平均85点以上とればよいということになります。

 

「その5点をあげるのが難しいんじゃないの?」と思う人もいるかも知れません。

…が、私はさほど無理な話ではないと思います。

 

武蔵野北高校の場合、他の都立高校と同じ共通問題を使って入試を行います。つまり、中学校で学ぶ基本的な内容がベースになっている問題が出題されるわけです。さらに、都立高校の共通問題は、1問あたりの配点が4~5点が基本です。…ということは、各教科で他の人が80点くらいとればよいところを、人よりあと1問多く正解できれば、十分に合格ラインを狙えますよね?あと1問がんばるだけなら、なんだかやれそうな気がしませんか?

 

もちろん内申点をしっかりとっておければ、入試本番で貯金ができていることになるので、学校の成績もしっかりとっておいた方がいいのは言うまでもありません。

 

一方で、テストにおける得点力は入試前日まで伸ばすことができます。だから、内申点が足りないからといって、安易に行きたい学校をあきらめないでほしいと思うんです。